IQが低い知的障害者は勉強が苦手で、物覚えが遅い傾向があります。
例えば学校の授業中で教師の説明に聞いても、億劫になって聞いていないことが多く、高度な話題だと理解できずに途中から面倒に思うことがあります。
その原因は脳が情報処理に耐えきれず、炎症状態に陥り上手く機能しないせいです。
順番よくステップを踏んで取り組めば、勉強の内容も理解することもできますが、知的障害があると覚えるスピードが遅い傾向があり、ほかの生徒と比べたら尚更引き立ちます。
境界知能を入ってる人だと周りのように出来ない自分に苛立ち、必死に追い付こうとしますが途中からやる気が失せてしまい、結果的にやる気をなくしてそんなに自分に嫌気をさし何もかもあきらめてしまいます。
実のところ書き手の私もブログを運営して一年以上経ちますが、大きな成果を上げられずあきらめ気味になることもあります。
あなたはこのまま自分は障害を抱えて、スキルも身に付けられずに実績を立てられない自分に絶望していませんか?
そんな自分を変えたら良いなと思いますか?
結論から言うと、すぐに脳機能が良くなってスーパーマン的な人間に変化する奇跡などあり得ず、自分の持ってる障害とは死ぬまで付き合うしかないのです。
しかし一生生き辛い思いをして過ごすしかないと言われたら、それは絶対に違います。
重要なのは障害をOFFにする「小さな習慣」を使うこと
文字通り誰でもできる、ほんのちょっぴりの行動です。
さらにこの「小さな習慣」は本として販売されています。
りんく
私が行なっている具体例は
- 文章を50ワード書く(ブログやSNS)
- 一日、30分以上の散歩
- 本を3ページくらい読む
これくらいなら勉強が嫌いな方でも継続しやすいですし、失敗のリスクもないので安心です。
特にワーキングメモリーや情報処理能力が低い、知的障害者にはこのような小さな習慣の方が長続きする比率がはるかに上がるでしょう。
逆に新しいことにチャレンジする時、大きな目標(例:お金をもっと稼ぐ、新しいスキルを身に付ける)をもって臨むと、間違いなく挫折します。
気が遠くなる作業をすると次第に嫌気がさしますし、脳機能が暴走しやすい知的障害にはモチベを上げて継続するのは不可能に近く、確実にコツコツとできる行動を習慣化した方が最も効果を出しやすく続けやすいのです。
モチベを上げようは、辞めよう
人間は何か大きな挑戦をするとき、昨日までと違う自分になろうと必死に努力する生き物で、継続するために”モチベーション(やる気)をあげる”ために工夫を行います。
それは間違いではないと思いますが、結局自分が面白いと思えず、没頭できなければ、モチベが消えるのは必然です。
モチベを保つために工夫や環境を整えるのもよいですが、逆に言えばモチベがなければ進めない、という思考に陥ってるともいえるでしょう。
そんな時はモチベをすっかり忘れて、今日その日できる行動を毎日やって習慣にお得です。
小さな習慣には、エネルギーがなく疲れ切ってる状態でもすぐにできるので、積み重ねてやれば平均66日で習慣化していきます。
長続きが辛いなら、小さな行動をチョクチョクやり続けた方がお得
飽きてきたりすると、続けることが疲れてきて辞めたがるのは誰でもありますが、知的障害はそれに過敏でストレスがたまりやすく、エネルギーを使い果たすのが早いのです。
そのため挫折する確率が非常に高くなります。
しかし、小さな習慣を続けていけばエネルギーを使い果たしても行動する事ができますし、目標は低く設定した方がやりやすく罪悪感も感じることはありません。
むしろ目標や未来像を高く設定しすぎるから、それができなかった自分に達成感を得られず自己嫌悪に陥るケースが目立ち、習慣を作れない人が多いのです。
それなら比較的カンタンに成功する行動のルーティンワークに取り組み、気軽に続けた方がラクでお得です。
例えば書き手の私の小さな習慣は
- 1日2回以上、散歩
- ブログ、50文字以上、執筆
- ツイッターで1日の積み上げ日記を書く
- 本を5ページくらい読む
一見誰でも出来、すぐに飽きそうな習慣ですが疲労しても実行することが出来るメリットの方が大きいので、
行動を起こせず一日を無駄に過ごしていると思う方、新しい習慣を作って自分を変えたい方には「小さな習慣」は必読の本です。
すでに習慣を持ってる方は、そのままお続けになるのが良いでしょう。
ただし、お身体だけは壊さないでください。