境界知能を自覚してもしなくても、私たちは常に言いようのない絶望を抱いて先行きが不安になってしまいます。
前向きやポジティブになろうと奮い立たせようとしますが、何故かそれが出来ません。 理由としては以下の事が考えられます。
- 学校の先生に叱られ、同級生に笑いものにされた
- 上司にダメだしされた
- 知能指数が低いから劣等感が強い
- 普通の人にできる事が自分にはできない
これらの事が自己否定につながり、私達境界知能(軽度知的障害)の絶望になっている。
いろんな要因が重なってIQが低いため普通の人ができる事が出来ないせいで、常に劣等感が付きまといます。
書き手の私も毎日毎日、自己否定するのが当たり前になっていてその癖を減らしたと思い、両方をまとめました。
絶望した時の療法
絶望した時には落ち着きや安らぎを得られる治療法があり、ほとんどの人がやっている方法になります。
- 非現実的な遊び(読書やアニメ映画鑑賞)
- 音楽療法
- 支援してくれる人に頼る
非現実的な遊びに没頭する
ファンタジーやSFを体験すると脳内が活性化しストレスを軽減するという説があり、人間はそれを無意識に求めており、多様なコンテンツとなって展開されています。
非現実なことを体験すると、未来を思い描く力が育成され自己理解や反芻を防ぐ効果が期待され、本や映画にある描写がリアルの問題解決に役立つこともあります。
あきらめ気味となって精神が不安定なときこそ、非現実的な遊びにハマりやすいくなり、その体験があなたの人生の一助となります。
- 読書(小説や漫画)
- ゲーム
- YouTube視聴
- アニメ・映画鑑賞
- 登山
- 海水浴
- 料理
- 動物(犬猫)と戯れる
音楽療法
精神と身体に癒しをもたらしてくれるのが音楽で、感覚を鍛え満足感が得られる効果があります。
好きなジャンル(ロックやジャズ)を聴いても十分な効果がありますが、自分で歌詞を読んで歌うと不安な気持ちを発散させることができます。
歌いたい時は、人気の無いところでちょっと鼻歌をした方が安心できると思います。
他にもたまに駅周辺でコンサートみたいに演奏してる人がいて、団体だとホントに楽しそうして歌ってるのを見かけたりします。
このように音楽は良い刺激を与えてくれるのは確かです。
支援してくれる人を増やす
自分一人で療法するのは限界があり、支援先を出来るだけ増やした方が負担が大分軽くなります。
悩みや進路についての相談は下記の支援先にしましょう。 きっとあなたの助けになるはずです。
さらに心の底から信頼できる人と上記の療法をすると楽しい体験が共有でき、創造力や問題解決力が鍛えられます。
支援先
- 家族友人
- 就労移行支援事業所
- 境界知能に詳しい精神科
- NPO法人
- 就労継続支援B型事業所(カフェ)
まとめ:絶望と程よく付き合う
ただでさえ生きづらさを抱える境界知能(軽度知的障害)は常に不安感が付きまとい、とある願望がかなえられなかったりすると諦め気味になり「もうダメだ」と絶望してしまいます。
自分がこれまで抱いた価値観に執着したあまりそれが覆されるという現実に直面し、期待や願望がかなわないと嘆き絶望するのが人間です。 絶望とは切っても切り離せません。
しかし見方を変えると、今まで拘っていた価値観を捨て去ることができる瞬間でもあり、絶望するという事は執着心がなくなり思考が自由になるという裏返しでもあるのです。
自由になれば新しくやりたい事を探したり、自分という存在を受容する事にも繋がります。
絶望しても尚、考える事をやめない人間にこそ大きな力が宿り前進するきっかけになります。
これは境界知能(軽度知的障害)の人も持っている、平等の権利でもあります。