小中学生だと周りと違う気配があると思っても、専門機関に行かず(普通の人)を装い社会では不適応な行動をして生き辛い思いをしている軽度知的障害はかなり多い筈です。
世間の”普通であれ”という固定概念が浸透してるせいで、障害があるのでは?みたいな発想になれないからかもしれません。
簡単な雑談や家事なども問題なくこなせるので、普段の生活では気付かれるのは無理もありません。 それだけ軽度知的障害と健常者の見分けはつかないからです。
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違いが出るサイン
小学生1年~2年の年齢になるころに他の子どもより顕著だと思われるサインがいくつかあります。
- 感情コントロールが苦手でカッとなる
- コミュニケーションがうまくいかない
- 忘れ物が多い
- 勉強についていけない
- 自信がない
- 物覚えが遅い
- 予想外のことが起きてパニックになる
- 一つの方法にこだわる
境界知能や軽度知的障害は立て続けに上記のサインを出していますが、身近によくある事で片付けられサインをサボってる、甘えだと非難される場合があります。
これが支援につながらずに放置される現状になっています。
軽度や境界知能だと支援が必要ないと誤認される
知能指数(IQ)が70以上あれば、普段の生活では洗濯や掃除ができるので、日常会話もできるので一見普通の人のようにも見えます。
しかし学校や職場では図らずも問題が起こしてしまい、周囲から好奇の目で見られる羽目となり特別な支援が必要になってきます。
ところが普通であることに拘り支援を拒否し、社会から厄介な人と攻撃され苦しい思いをしているのが実際に起きています。
早期発見し支援すれば、劇的に変わる
軽度知的障害と健常者の見分けはほんとうにわかり辛く、区別なんて必要ないと思われがちですが、障害者本人は劣等感に苦しみ最悪、反社会的行動に移る危険があります。
防ぐには
- 専門機関に赴く
- 子供なら児童精神科に行く
- 専門書などを買って、情報を集める
どれか一つでもやれば辛い思いをしていた理由に検討が付き、どんな支援が必要なのか目安になります。