共感とは相手の悩み、頑張りに理解を示すこと
この世には悩みや生き辛さのない人間はいないと思います。 いろいろな問題が浮き彫りとなり、誰もがしんどい思いをしているからです。
あなたの周りに今、仕事のことで悩んでいる、人間関係がうまくいかない愚痴をよく言う人はいませんか? SNSではそういう意見が常に流れていて、(あーわかる) (ほんと、そう思う)といった同感的なものを感じたことがないでしょうか?
このような相手の意見への同意やうなずきを「共感」と言います。 人は自分の苦労や努力に理解をされると喜び、それらのことをわかってくれる理解者を常に求めています。
話し相手から共感してもらうためのキーワードや言い方をご紹介します。
わかるよ。 この言葉を掛けると小さな安心が生まれる
共感は話す時に重要ですが、結局は他人の気持ちというのは誰にもわからないものです。 それでも、とてもつらい出来事があったら、慰めの言葉をかけられると、人間は喜びます。
逆に相手の発言や考えを否定するようなアドバイスは、不信感を抱かせてしまうので、多少相手の話が間違っていても、目をつむって話の続けた方が安心感が生みます。
「わかるよ」このキーワードは相手に共感や安心を高めさせる効果があり、この言葉を掛けるだけで相手はあなたに信頼を感じるようになる筈です。
話し相手の心開かせるキーワードには、わかるよ以外にもたくさんあります。
雑談をスムーズに進ませるワードにもなりますので、話の輪を広げたいのでしたら、これらの言葉を使うのも良いでしょう。
- わあ、すごいじゃん、良かったね
- 犬か、いいね 可愛いよね
- そうか、しんどいね
- よくわからないど、とにかくつらいよね
共感ができる雑談は、スッキリ・カンタンの方がやりやすい
コミュニケーションとはいかに参考になりやすいお題を出し、面白く展開した方が良いと考えがちですが、それが雑談のハードルを上げているのではとの説があり、筆者の私もそれに縛られ、自分はコミュニケーションが下手な人間だと思いました。
つまり話を何とか面白くしなければという思いが裏目に出てしまい、相手に共感や安心ができない雑談をしてしまう恐れがあります。
本来、雑談というのはもっと適当でいい筈なのです。 例えばプレゼンや会社のミーティングでは、業績を上げるようなビジネスプランの話題を出し、その詳細を説明しますが、そこには落とし穴があります。
それは高度な専門用語を出しすぎて、目的が見えてこない場合です。
プレゼンの発表者は、自分の作った資料を多くの同僚に見てほしい頑張りますが、専門用語を多用しすぎて意図せずにわからない言葉使って、聞いてる側の脳を疲れさせてしまう事がよくあります。
同業者なら専門用語くらいわかって当然ではと思いますが、まだ仕事に馴染めていない新入社員は覚える事が多いのにプレゼンまでやると、資料作りのためにまた新しいことを覚えなくていけないので、重圧感を感じやすくなります。
それが日常にも影響し、雑談でもどんな話題を出そうかと難しく考えすぎて、雑談やコミュニケーションに苦手意識を持つようになります。
そこで、使う言葉や文字を少なくし、カンタンにするには中学生が理解できるレベルの言葉しか使いません。
ややこしくない言葉で短く言い切った方が、言いやすく話し相手もスッキり聞き取れます。
雑談やプレゼンも、スッキリ・カンタンにした方がやりやすく、相手の共感や安心感も高まります。
まとめ
- 共感とは、相手の悩みや頑張りに理解を示す事
- 「そうだよね、わかるよ」これらの言葉が、話し相手に共感と安心感を抱かせる
- 話す時はスッキリ・カンタンだとより信頼が増す
話し方に重要なのは、語彙力を多くして話の輪を広げるのではなく、話し相手に共感と安心を提供する意識です。
話し相手をとことん肯定すれば、自然と心を開くので、ちょっとした幸福感をもたらすことができます。
ただし、相手が心を開いて話しをしてくれる頃合いになった時、相手の考えや悩みを否定するような言い方はしてはいけません。 せっかくあなたに打ち明けたいと思ったのに、否定されると相手はあなたに失望感を抱くでしょう。
だからこそ、相手を肯定する姿勢だけは崩してはなりません。
雑談などのコミュニケーションは、話し相手との関係を構築するための相互的な作業なので、それを崩さないためには、話し相手を褒めて肯定したり、尊重する事が大事です。