amazonレビュー1000を超える最強クラスの発達障がい自己啓発本
金欠になりやすく生活が日々苦しい、会社では仕事がうまくできないといった弊害が、発達障害者にはよくあります。
ストレスや不安が蔓延している現代の日本は、毎日がサバイバルと言っても過言ではありません。
発達障害サバイバルガイドはその名の通り、発達障害者が楽に生きる工夫やノウハウ、生活をより快適にするスキルが載っており、障害を持ってる方には必須の本の一つと言えるでしょう。
ここでは書き手の私が印象に残った事をお伝えします。
印象に残ったこと
生活投資ができない病気
貧しく不憫な生活をしている人ほど、生活を楽にするための投資を躊躇する傾向があります。
例えば皿洗いを楽にやるには代行を頼むか、食洗器を買えば自分でやる必要がなくなり空き時間が使えますが、皿洗いなんて自分でやった方が早いと考えてる方は結果的に先延ばししてしまい、洗い物を増やすリスクを持っています。
先延ばしがルーティンを作りやらなくてもよい仕事を増やすという悪循環を生んでいる可能性があり、それを防ぐには仕事を任せる道具に投資する必要があります。
仕事を楽にする道具
- 食洗器
- ロボット型掃除機
- ドラム式掃除機
定番ですがこの三つの内どれか一つだけでも投資した方が生活が快適になるうえ、空き時間が増えそこにストレスを発散するルーチンを取り組めば精神的な余裕が生まれます。
週一回ルーティンがリラックス効果をもたらす
人は決断でヘトヘトになりやすく、疲労回復で確実なのは睡眠や栄養補給と言えるでしょう。 行ってしまえば決断=挑戦を行うたびに疲労を常に貯め続けているとも言えます。
そのため週1回、特別なルーティンを組み込むことで決断による疲れをリラックスさせ次の日にはパワー全開にする生活リズムに整えます。
特別なルーティンを起点にして生活リズムというものが生まれ、何かを決めなければいけない状態が減り決断コストが削減できるメリットがあります。
週一回ルーティンの例
- 一番好きな好きな料理を食べる(カレーなど)
- 土日は趣味に興じる
- お気に入りの喫茶店に行く
初心者に優しい娯楽は危ない
人生を楽しく過ごすには娯楽が必要ですが、短い時間で覚えやすいものはかえって中毒性が高い危うい娯楽になる可能性が大きいです。
パチンコとかもその類で、お金を入れてハンドルを回すと銀玉が飛び出し、運が良ければお金が倍になって帰ってくるというシステムは魅惑的なものがあり、種類によっては流行りのアニメのカットシーンを入れているので、多くの人がパチンコに入り込んでいます。
パチンコを非難するつもりはありません。しかし初心者でもハマりやすいが故にコストパフォーマンスが悪いという側面を持っているのも事実で、パチンコで生計を立てている方はその店舗から敬遠される事があり、最悪一日の収入がゼロというケースもあるそうです。
本当に良い娯楽というのは、お金をかけず長い時間をかけて技術的習熟の先にあるものと言えます。
時間をかける娯楽
- 読書
- 料理
- 釣り
- 新しいことを覚える
こういった娯楽があると、後々役立つスキルにもなるのでたとえ難しくても時間のかかる娯楽を選んだ方が良いでしょう。
うつや不安と共に生きる再起するスキル
困りごとが多い発達障害者は常に2次障害のうつ病や適応障害を発症しやすく、精神的な疲労が絶ちません。
1つのことに熱中すると、それに集中し続ける利点があり上手くいけば大きな成功をつかめる可能性もあります。
しかしも成功して年収ががったとしても、ゆとりは生まれないでしょう。
なぜなら不安には逃げられず、それを感じやすいからです。
うつや不安を敵とみなし打ち倒そうとすると、余計な焦燥感を抱きやすいので、この二つと共生するスキルが必要になってきます。
もし人生のどん底に落ちても再起を促してくれるのは、「受け身を取る技術」です。
具体例を挙げると、難問資格を取って一発逆転するのではなく、小さな一歩(転職や副業)を積み上げて成功体験を増やしどん底から立ち上がっていくスキルのことになります。
まとめ
- 生活投資ができない病気
- 週一回ルーティンがリラックス効果をもたらす
- 初心者に優しい娯楽は危ない
- うつや不安と共に生きる再起するスキル
発達障害サバイバルガイドにはこれらの知識の他にも、物を失くさない工夫をするツールや生活コストを抑える立ち回りを知ることができます。
何よりうつ等の二次障害とうまくやっていく方法が再現性が高く、うつ病に悩んでもそれと共生するスキルが身に付きますので、生き辛い現代社会でうまくやっていくのに非常に参考になることが書かれています。