タイトルの通り、知的障害について理解するための本で、知能指数や相談機関についてのことが載っています。
発行年月日が古く、さらに詳細な知識を求めている方にはちょっと不向きかもしれませんが、具体的な事例をイラストで描かれているため、基本的な知識をわかりやすくインプットできます。
よく挙げられる知的障害が顕れる原因
現任の80%が生まれる前にあると言われ、母体に何か損傷があるか、遺伝子異変で起こる可能性が特に高いとのことです。
仮に親が知的障害だったとしても、生まれる子供が必ず障害をもつことはなく、あくまで遺伝子の問題という事です。
障害を予防することもできますが知能指数が高くなるかは確率の問題なので、結局は障害があろうと無かろうと、生まれた後に社会適応できるかはわからないという事です。
適切な療育方法
もし障害があったとしたら、そのまま放置すると非行につながる恐れがあります。
子供の場合、明らかに他の子供と差異があるのが目立つのに親は自分の子供に障害がある事を受け入れられず、さらに追い込んでしまうケースが多いようです。
だからこそ自分の子が生き辛さを感じていたら、なるべく早く相談機関や専門家に頼ってほしいと思います。
早期発見できたら必要な配慮がわかり、非行につながるリスクが一段と下がるので、療育や成長につながります。
差別は絶対にダメ
先程述べた通り、知的障害者は周りからいじめを受けるなどの差別の対象となり、社会的な弱者になりやすいです。
小中学校だと悪い思い出しかなく、コミュニケーション能力もさらに低下し社会適応するのがさらに困難になります。
保護者は子供がいじめに遭っているとに気づいたら、早く専門機関に相談し障害への配慮ができる場所に移動するのが確実です。
障害を認めず「あなたはやればできる」価値観を押し付けると、不満を募らせ非行につながる恐れがあるので、注意が必要です。
差別にさらされる事のない環境を作るのも、療育につながります。
まとめ
知的障害に関する知識がイラストでわかりやすく説明されており、障害への理解や支援する方法も簡単に知ることができます。
まずこちらから読んだ方が良いでしょう。