こだわりが強く企画や制作物に高い品質を求めるASDは、仕事のスピードが遅れがちで、納期が間に合わないという事例が後を絶ちません。
ADHDはケアレスミスが多く、勤務中にネットを見るというサボり行為も頻繁に行い、周りから注意されることが良くあります。
このような事を何度も繰り返しコミュニケーションが成り立たなくなり、上司や同僚と衝突する事態になってしまうのが発達障害者の大きな悩みです。
「ちょっとしたことでうまくいく発達障害の人が上手に働くための本」という本には、オフィス型の職場の身に活用できる知識が載っていますが、集中力を保つやミスを減らすという視点では発達障害者がどんな職場でも働いていくための工夫が載っています。
仕事がうまくいく工夫
集中力が続かない
衝動性が強く感覚が過敏だと、些細な出来事でも気になり集中力が散漫するので長続きしない事がよくあります。
集中できない主な原因
- 物音が気になる
- 目が疲れやすい
- よそ見が多い
- ついネットを見る
発達障害者はこれらの原因が気になるあまり、集中力が続かない代わりにストレスが上がり、それを解消するために大勢の人がいる職場で遊びと思われる動作をしてしまいます。
集中力を持続させるには、ネット回線を一度切る、耳栓をするなどの対策すれば時速時間が30分は長くなると言われています。
ケアレスミスを減らすには
不注意、感覚過敏がミスをもたらすと言われており、この二つの機能が衝動性につながる恐れがあります。
事務や経理などのパソコンを多く使う機会のある職場では、データ入力に間違いがあるというミスが日常茶飯事で、オフィスで働くかたの立ちはだかる壁です。
パソコンは強い光を発する機械のため目が疲れやすくなり、ミスが多発する仕組みになっています。 そのためブルーライトを極力抑える設定や眼鏡やフィルムを使えば画面が見やすくなり、ミスを防止することもできます。
他にもミスを減らす工夫が載っています。
コミュニケーションを成立させる
衝動性が強いと自分のことを延々と話し続けたり、無口なら雑談を上手く展開できないという弊害を持ってたりします。
このようなコミュニケーションが苦手なケースが発達障害者にはよくあり、自己嫌悪や被害妄想を膨らませる危険もあるのです。
無理に自分から話を広げると奇異に見られるので、まずは相手のお話を聴いてうなずくという簡単なことから始めた方が良いでしょう。
「相手が主役」というスタンスでいれば、相手の言葉を肯定すれば聞き上手になり相手からも信頼されます。
まとめ
仕事がうまくいかないのは其々の理由があると思いますが、発達障害者は意図せずミスをして、それを引きずるあまりコミュニケーションや業務態度に支障をきたしてしまいがちです。
しかし、ちょっとした工夫をすれば改善されるだけでなく、あなたが職場で活躍できるスキルを手に入れやすくなります。
そういう意味でも、「ちょっとしたことでうまくいく発達障害の人が上手に働くための本」は欲しい情報が載っています。