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読書感想

【読書感想】ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本 ・要約

自閉症スペクトラムのある発達障害者はこだわりが強く、当たり前と言われることはできない、生活全体にうまくいかない障害もあります。

「ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本 」には、生活障害を切り抜ける工夫やお金の支出を抑える方法が載っており、生活上の悩みを持つ障害者を手助けできる情報が載っています。

よくある生活上の困りごと

  • やることが多すぎて計画通りに進まないことが多すぎる
  • 身支度に時間がかかる
  • 無駄遣いをしてしまう

皆さまはこういった生活障害に頭を悩ませたことはありませんか?

こうゆうことが起きるとルーティンを崩されたと思い、ストレスが増大する恐れがある他、待ち合わせ時間に遅れて、気まずい思いをしてしまいます。

そこで生活障害のよくある問題を解決し、気持ちの良い一日を送る方法をご紹介します。

予定を詰め込み過ぎるのは、なぜ?

身近にある例えではある日、友達と映画に行くためイオンやパルコ等の入り口に集合する予定があるとしますが、結果的に直前になるまで思い出せず、いざ集合したら遅刻し友達に迷惑をかける事になりました。

何故そうなるのか原因として考えられるのは、やる事が多すぎたからです。 そして発達障害は特に気に入ってるやる事をきっちりやらないと気がすまない性分だからです。

発達障害者が特にやりたい事として、ネットサーフィンやスマホゲーム、コンビニでお菓子を良く選別する、これらを生活に取り入れてるため、他のやる事を疎かになりがちです。

気を取られてるうちに、友達との待ち合わせを忘れる、約束を破るといった悪習慣につながってしまっているのです。

解決法

やる事をセットで処理する

段取りのある事を一つのセットにまとめ、達成した後に次のセットを片付ける方法なら優先度の高いやる事を忘れずに済みます。

タイトル:朝起きて映画館に行く、その間の50分間にやりたい事

  1. 待ち合わせ時間と場所を確認
  2. ゴミ出しをする
  3. 料理をする
  4. 暇つぶしにテレビを見る

段階的にやっていくと集合時刻が近づき、優先順位の低い④はやらなくてもいいことになるので後回しにできます。

やらなくていいことはやめる事として処理し、やる事セットには重要なことを含めたキーワードをつけたタイトルにすると、大事な要件を忘れずに済みます。

服にパターンを設ける

身支度の時間を減らすには、服装にパターンを設けて固定する事が、服装を選ぶ時間を短縮させることができます。

服装の2パターン

  • 上半身ボリューム × 下半身スリム
  • 上半身コンパクト × 下半身ボリューム 

4季節ごとに、部屋着・仕事着・中間着を3セットくらい用意し服を入れ替えても、パターンさえ固定すればちょっとしたおしゃれをする時、さっと服を着れるので時間の節約ができるという事です。

無駄遣いをしないためには、お金を可視化する

物価高騰や光熱費の値上げにより、貯金もろくにできないという事もあります。

常にストレスに晒されているこの現代では、楽しいことをガマンしろとか、お金を貯金しろとかの制限があると、かえってまた疲れます。

罪悪感を持たずにお金を使うには、お金の流れを可視化する必要があります。

可視化のできるツール:家計簿アプリ

  • Zaim
  • マネーフォワード
  • Moneytree

これらのアプリは銀行口座やクレジットカード決済の利用履歴も連動して取り込んでくれるので、使った金額を表示してくれます。

使ったお金をどこで使ったとか、いくらかかったのかさえ分かれば、予算も組みやすくなります。

まとめ 生活的な障害を改善したいならおススメ

「ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に暮らすための本 」 

物を上手く片付けられない、クレカを使いすぎてしまうあなたの悩みを解決し、お金を可視化できるアプリや断捨離に使えるツールを紹介しています。

ご自宅で困りごとが多いのでしたら、この本に記載されている実践すると(少し)生活にゆとりが出来るでしょう。