「絶対的貧困」と「相対的貧困」について
現在の日本は価格高騰が凄まじい勢いで上昇しており、物価高がいつ終わるのかわからない状況になっています。
それに比例して国民の貧困率が年々高まっており、生活が成り立たないとの声も大きくなっています。
貧困には「絶対的貧困」と「相対的貧困」の2種類があり、以下の特徴があります。
- 生命の危険があるほどの貧困状態
- 水や食料、衣服など衣食住を手に入れることができず、命を守ることさえ難しい状況
- 世界銀行が定める国際貧困ラインを基準として、生活に必要な物資を購入できる所得がないこと、または支出水準に達していない人々
- その国(地域)において一定の所得水準以下で生活しているという「貧困」
- 大多数の労働者と比べて貧しいという状態
- 日本など経済的に発展している国で問題になる貧困は「相対的貧困」であることが多いです
先進国G7の一つである日本は相対的貧困に相当する人が多いらしいです。
境界知能だと年収200万に位置する可能性が高い
境界知能は総人口の14%、7人の中に1人存在すると言われ、定型発達の人口に比べるとやはり圧倒的少数です。
人間関係を築くのが苦手、要領が悪いなどの特徴があるためかできる仕事の幅が狭く、障害者雇用の年収も低めなため収入が中々上がらないケースが多くあります。
昔は製造や大工などの職人の仕事が適正に合っていて、それで活躍する事もありましたが近年有名な企業の倒産も見かけるようになり、結果的に適正に合う仕事も減少傾向にあります。
現状を顧みて障害者雇用や障害年金などの収入を併せても、当事者の年収は200万そのままである可能性が高いと思われます。
具体的な抜け出す方法
できる仕事の幅が狭いと転職もかなり難しいと予想されます。
仮に障害者雇用での給料が不満でクローズ就労に切り替えても、合理的配慮が得られないケースが多く、やはり障害を打ち明けた上でのオープン就労の方が精神的負荷が少ないと思います。
障害者雇用で就労しながら貧困から抜けるには?
- 副業
- 節約
- 障害福祉サービス
- 境界知能を支援するNPO・NGOに相談
これが最も現実的だと思います
副業
収入を1円でも上げるには副業に挑戦するのが最も現実的だと思います。
もちろんすぐに本業を上回る収入を得るのは至難ですが、副業にはお金を稼ぐ以外にも様々なメリットがあります。
- マイペースで仕事がやれる
- 特定のスキルや知識を磨くことが出来る
- 在宅ワークができる
- 会社に頼らずお金を稼ぐ方法がわかるようになる
境界知能は上司や顧客から難しい指示をされると、脳内がパニックになってミスする事がよくありますが、複雑な上下関係がなく自分のペースで仕事をするのは得意なことが多く、それをうまく活かせば副業の作業を習慣化することも可能です。
また副業に挑戦するとお金以外にも専門的スキルや知識が獲得でき、本業に活かす機会があれば社内で再評価される可能性も出てきます。
障害者雇用×副業の二刀流のスタイルが確立されたら、精神的な安定にもつながります。
webライター

webメディアの文章を書いて報酬をもらう
書くのが得意で苦にならない人に向いてる
PCがあれば時間や場所にとらわれない
クラウドソーシング等で仕事を受注できる
動画編集

ユーチューバーや企業が撮影した動画を編集する
↳主に文字や効果音を入れたり、エフェクトを入れる
初期費用としてスペックが高いPCと専用ソフトをインストールする必要がある
編集スキルを磨けばユーチューバーに転身する選択肢もある
ハンドメイド

モノ作りが好きな人には天職のような副業
手作りのオリジナル作品を作り販売する
↳フリマアプリやハンドメイド販売サイトに登録、個人でネットショッ プを開設
宣伝や発送までやるので地道な作業をコツコツやれる人に向いてる
せどり

一般的にメルカリなどのフリマアプリで売る事が定着している
専門的なスキルや知識が必要なく、スマホがあればいつでもやれる
リサーチ・出品から発送まですべてやるので作業量が多くなる
節約

最低限の生活満足度を下げないことが重要で、以下のポイントを意識すれば無理なく節約することが出来ます。
- スマホの通信費は格安SIMで契約
- 使わなくなったサブスクは早めに解約
- 支払いはクレジットカードとキャッシュレス決済にする事で、支出を可視化する
- 節水シャワーヘッド等の節約アイテムを導入
- 電気会社のシミュレーションサイトで今よりも安いプランがあれば変更⇒参照
私はこれらの事を一通りやったら、月1万~2万円くらい節約できるようになりました。
障害福祉サービスを活用する
障害者を支援する福祉サービスを利用するには療育手帳などを取得する必要がありますが、境界知能だと取得するのは難しいというのが浸透しています。
しかし精神障碍者保健福祉手帳なら取得できる可能性が大きいです。
ここでは障害年金以外にも、生活が苦しい時に頼れそうな福祉サービスをいくつか紹介します。
- 生活福祉資金貸付制度
- 生活困窮者自立支援法
- 日常生活自立支援事業
生活福祉資金貸付制度
生活の維持が困難な世帯に対して支援をし、安定した生活を送れるようにする制度で、給付金ではなく貸付つまり国から資金を借りて支援を受ける仕組みになっており、一定期間になれば返済が開始されます。
資金を交付するには市区村区の社会福祉協議会に申し込みをし、審査を通す必要があります。
現在の生活が苦しくても、ちゃんと返済できると証明できれば制度に適用される可能性はあるかもしれません。
生活困窮者自立支援法
障害の有無関係なく住むところがなく生計を立てる事ができない人を支援する制度で、生活保護に頼らずに安定した生活を送るための様々な支援を実施しています。
- 居住確保支援
- 就労支援
- 緊急的な支援
- 家計再建支援
- 子供支援
日常生活自立支援事業
知的障害または発達障害があって、判断能力に問題があり自立した生活が難しい人に福祉サービスを適切に利用するのを支援する事業で、貸付制度と同じく市区村の福祉協議会を通して申請する必要があります。
審査には障害者手帳や病気の診断書などが必要なく、つまり障害がある事を証明しなくても申請できるのが大きなメリットです。
事業の流れを説明すると福祉協議会の専門員が利用者の要望に基づいた支援計画を立て、実際の支援は生活支援員が担当しサービスを提供します。
具体的なサービスには以下の事例があります。
- 福祉サービスの情報提供、相談
- 高額な製品を買う際に、お金の支払いについて心配な時の相談
- 役所に提出する書類の書き方のアドバイスや届け方に関する相談
まとめ
近年、境界知能の認知度が増した事により当事者を支援するNPOや機関が充実してきていますが、いまだ境界知能の貧困率は高い傾向にあります。
本来なら社会全体がハンディのある人々に働き場を提供して、雇用を安定させるなどの施策が必要ですが、様々な社会問題が背景にあるためか根本的な解決はまだまだ先かもしれません。
境界知能者が貧困から抜け出すには、特技を駆使して副業などをして働き場を自分から増やしたり、受けられる福祉サービスを利用していく事が貧困を脱出するのに最も建設的な方法かと思われます。