知的障害
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知的障害

境界知能なりの【感情コントロール】

感情が抑えるのが苦手ですぐキレる、被害的になることが境界知能にはありがちで、わかりやすい特徴の一つに必ず上がります。

ケーキの切れない非行少年たちよれば、怒りやすく感情統制が苦手な少年たちには共通点が多数ありました。

怒りの背景

①対人トラブル(いじめとか)が原因

 バカにされた

 自分の思い通りにならない(相手の要求が強い、固定概念が強い)

②自信のなさが原因

 他人言葉を被害的に受け取りやすい

③自信が生まれない

 勉強できない

 対人関係がうまくできない

引用元:ケーキの切れない非行少年たち

過去の嫌な記憶がフラッシュバックされるせいか、様々な問題行動を起こす引き金になっている可能性があり、気が付いたらこの様なことを起こすかもしれません。

  • 周りにキツイ口調をする
  • 冷静に考えられなくなる
  • 過去の嫌な記憶を思い出す
  • 自己否定する
  • モヤモヤが晴れなくなる

可能なかぎり感情統制はできる

怒りやすかったり被害的になるのは境界知能だとよくある共通点で仕方ないと割り切るのも大事かもしれません。

しかし怒りや不満の50パーセントくらいは軽減する事は出来ます。

怒りを抑制する方法を意識すればある程度はうまくいきます。

  1. アンガーマネジメントを覚えてみる
  2. 小さく成功体験を重ねる
  3. 一人になれる空間になる

アンガーマネジメントを覚えてみる

アンガーマネジメントとは怒りの感情とうまく付き合うためのスキルで、怒りを爆発させる前にクールダウンさせることができます。

障害に関わらずストレスや怒りを溜め込んでいる今の日本では、怒りを抑制する手段を知っておいて損はありません。

YouTubeにも詳細な情報ありますので、そちらもご覧ください。

具体的なやり方

  1. ゆっくり深呼吸を繰り返す
  2. 「私は大丈夫」など、自分を落ち着かせる言葉を出す
  3. 水などを飲む
  4. 洗面所に行き顔を洗う
  5. 何かをぎゅっと握る

小さく成功体験を積み重ねる

怒りを溜め込む原因には過去のイヤな記憶を繰り返し思い出すフラッシュバック現象が関わっています。

境界知能の特性があると周りに白い目で見られる、不審がられるといった扱いをされその反動で起こりやすくなります。

ちょっとした注意をされただけでも本人にとっては失敗体験そのもので、それが脳裏に浮かぶ確立を高くしてしまいます。

改善するには小さな成功体験を積み上げていやな記憶を薄めにします。

少し難しいことにチャレンジして達成できた事、気持ちが晴れたことを少しずつやればプラスになる記憶で上書きができます。

一人になれる空間を作る

生活的な障害があると感覚に敏感な上、刺激を上手に処理することが苦手で制限やコントロールをするのが難しい傾向があります。

そんな時は刺激から離れ落ち着ける空間があると安心でき、そこでは何らかの作業をせずゆっくりするとかなりの怒りやストレスを軽減できます。

その空きスペースでは極力作業などをするのは避け、作業スペースと区分けする事を意識すると休憩時間に一区切りをつける事が出来ます。