最近では知的なハンディに気付き、療育手帳を申請する人が増えてきています。
“知的障害を伴う自閉症”と診断…母、息子の「療育手帳」取得に葛藤 その理由は?ではライターべっこうあめアマミさんのご子息に手帳取得することへの経緯が書かれています。
引用元:https://otonanswer.jp/post/157648/
この記事への感想が書いてあります。
私にはわが子を思うアマミさんの決断は素晴らしいと感じました。
当時4歳になるご子息に知的発達の遅れがあると指摘をされ、結果は知的障害と自閉症があると医師に診断された模様です。
この時のべっこうアマミさんのお気持ちは言いようのない絶望とご子息の将来に不安ある余り色のない世界に生きる感覚だったようです。
私の場合も知能検査を受けて知的なハンディがあると知った時は、先への不安と自分がここまで頭悪い人間なのかという絶望に包まれていました。 そのためアマミさんのお気持ちには共感しました。
支援はツールであること
通常、知能指数69以下だと確実に療育手帳は取得できますが、子供の場合は児童相談所に申請すると取得できます。
しかし手帳を手に持つという事は『障害者だと周りに提示する』というデメリットにもなり、この事からわが子の障害を認めたくない親御様は手帳取得に踏み切れないケースがあります。
アマミさんの場合だとご子息と同じ障害を育てるママ友達がたくさんいたおかげで、手帳を持つと、「この人には支援が必要」であると示すことができるのがが大きなメリットという事でした。
実際は、困っている程度が同じくらいの人でも、手帳を持っているかどうかで受けられる支援やサービスは大きく変わってしまいます。それは、手帳を提示することで受けられる福祉サービスや、手帳の等級を基準とした福祉サービスが多いからです。
その話を聞いて、私は手帳は確かに障害を証明するものだけど、同時に息子を助ける後ろ盾のような存在でもあると気が付きました。
引用元:https://otonanswer.jp/post/157648/
受けられる支援や福祉サービスを受ければご子息が生きやすくなる工夫ができるとわかったようです。 デメリットは障害を認める事だけで、それ以上にメリットがあるのが手帳取得につながりました。
他にもディズニーランドとUSJテーマパークで障碍者割引ができます。
障害者手帳とは例えるなら、PCやスマホみたいな生活を良くするツールともいえます。
受けられる支援を気軽に受ける世の中に
「障害受容」という言葉がありますが、どういう状態になったら「受容した」と言えるのか、その指標は非常に曖昧なものだと思います。
誰かに促されてするものでもないですし、できるまでの期間も人それぞれです。大事なのは受容できたかどうかではなく、子どもが少しでも生きやすくなるように、親ができる限りのことをしてあげること、それに尽きるのではないでしょうか。
手帳の取得は親の障害受容あってこそ、と思われるかもしれませんが、「とりあえず心を無にして動いた」という親御さんもいれば、私のように、「取得したはいいけど泣いてしまった」という話も聞きます。
もし、かつての私のように、子どもが障害の判定を受け、葛藤の中で苦しんでいる人がいたら、「受容できたかどうかは分からないけれど、受けられる支援は全て受けることにした」という一つの例として、知ってもらえたらうれしいです。
引用元:https://otonanswer.jp/post/157648/
自分や身内に何か障害があると思ったとき、受容したくない思いと交錯する事があります。
手帳を取得したら普通の人でなくなる恐怖が根底にあり、自分が障害者だと周りに言えば、誤解されるのでそれがイヤだから認めたくないのは当然かもしれません。
しかし支援や福祉サービスを受ける事によって、生きにくさが多少軽くなったり、困った時に自治体も一緒に問題解決してくれます。
障害を認めるデメリットを上回るメリットが障害者手帳にはあるので、アマミさんの言うように”受けられる支援は全て受ける”
療育手帳の他にも精神障害者保健福祉手帳と身体障害者手帳があります。