療育手帳や障害者手帳などをを交付できたら、様々な支援サービスを受けることができます。
ここで最優先にやった方がいいお手続きを紹介します。
①障害年金を国民年事務所で申請
お近くの年金事務所を電話をかけ、面談の予約から始めます。 職員さんから詳しい説明と書類を受け取り、必要な事項を記載してまた改めて事務所に伺う必要があります。
申請時に必要な書類
- 年金通帳
- 預金通帳、キャッシュカードのコピー
- 診断書(行きつけの精神科の医師に申請)
- 病歴・就労状況等申告書
- 障害者手帳
事例によって異なりますが、上記の書類や手帳を提出して申請します。 特に重要なのが、病歴・就労状況等申告書と診断書です。
病歴・就労状況等申告書
主に発症した病気についてや通院した病院の履歴、療養中の生活状況について記載します。 かなり細かく入念に書く必要があり、少しでもおこたって書くと障害年金の審査に落ちる可能性がありますので、慎重にわかりやすく伝わるように書きましょう。
ちなみに年金事務所のホームページからダウンロードできます。
診断書
書類は事務所から受け取りますが、こちらを精神科の医師に渡し書いてもらいます。 通常、障害者手帳を申請した時、行きつけの病院の先生に手帳用の診断書をお願いすることがありますが、それと似たような流れです。
ただし病院によっては申請書を書く必要があり、しかも受領するまで一か月かかる場合もあります。
障害年金を早くもらいたのでしたら、出来るだけ早く事務所に赴いて診断書を受け取り、行きつけの精神科に書いてもらうように相談することをお勧めします。
障害年金を申請する流れとしてはこうなります。
- 事務所に電話し、面談予約
- 職員に年金についての説明を聞き、書類を受け取る
- 精神科の先生に、診断書を書いてもらうように依頼
- 診断書、病歴・就労状況等申告書に必要事項を書いたら、再度年金事務所に予約
最後に、早めに受給したいのでしたら行動はできるだけ早い方がよいです。
②住民税・所得税の控除・減免
市役所・税務署に手帳を持参して窓口に申請すれば税金を控除(減免)することができます。
所得税の場合 税務署で確定申告、または勤務先の年末調整で行うことができます。 もし自分が障害者だと会社に内緒にしている場合、確定申告は普通徴収で申告した方が会社に知られるリスクは防げます。
住民税の場合 所得税とやり方は同じですが、すでに確定申告や年末調整をしている場合は、こちらの手続きは必要ありません。
ハローワークで障害者雇用への登録
障害者雇用での就労を考えてる場合、専門の窓口で手帳を見せた後、臨床心理士との転職について相談することができます。
これまでの自分の経歴について話せば、自分に合う働き方や企業を紹介してくれますので、一般雇用で働き続けることが辛いと思われるなら障害者枠での転職も考えた方がいいかもしれません。
ただ臨床心理士にも合う合わない人もいるので、予め念頭に置きましょう。
携帯電話基本使用料の割引
au,ソフトバンク等の契約している電話事業所に手帳を見せれば、基本使用料が割引され月額の支払い料金を安くすることができますので、活用した方がオトクです。
さらに通信費を安くするなら格安SIMも検討しましょう。
これらの制度を活用すればだいぶ負担を軽くできるので、手帳を取得したら早めに利用された方が良いでしょう。