知的障害
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ちょっとしたコツ

【仕事】商業施設警備は知的障害に向いているのか?

7月31日をもちまして、浦和駅付近の施設警備を辞めました。

施設名は明言できませんがコルソ、イオンクラスの施設と思ってくれてかまいません。

基本的に施設内の防災センターで勤務し

施設警備の仕事内容、良い所と悪い所を簡単に紹介します。

仕事内容

施設内の巡回
各フロアの従業員専用ドアの開け閉め
エレベータの起動と中の確認
エスカレータの起動と踏板の状態を確認
受付で接客、電話応対
落し物の記録、受け渡しの準備
搬入業者のトラックを専用の駐車場に誘導し、歩行者との接触を防ぐ

施設内に異変(スリやクレーム)が起きたら対応しますが、この場合かなりの対人スキルと現場に早急に向かう体力がいります。

良い所

  1. 大体防災センターにいることが多いので、夏だと中は比較的涼しい
  2. 帰宅時間を過ぎた夜だと、ほぼ人はいないのでヒマな時もある
  3. トラブルが起きた時対応すると、お客様や施設の従業員に感謝されるのでやりがいは感じることができる
  4. 朝に入り口で立証してあいさつをきちんとすると、美人のお姉さんに声をかけられることがある⇦そこ違くね?
  5. 週五日出る必要はないので、シフト組めやすい

悪い所

  1. 付では書類や電話などの事務的な仕事も多く、必要事項の記入に間に合わないことも多い
  2. 施設の店舗(料理店や服屋)は人がいない時間帯に発報することも日常茶飯事で、施設の構造とルートを把握していないと早くたどり着けない
  3. 電話が苦手な人は受付でいつ電話来るかわからないので、そこに恐怖心を抱くことがある
  4. 共に働く警備員は良い人もいれば近寄りがたい人もいて、コミュ障の人には心理的につらいものがある
  5. 搬入業者にはしつこく苦情を言う人が多く、特に短気な人はネチネチ文句を言ってくる
  6. 夜勤だとヒマだが眠くなるので、集中力が落ち仕事明けでも倦怠感が続く
  7. 勤務時間によっては仮眠を導入していて、早く帰りたい人には苦痛に感じることがある

人と長く話すのが辛い人は短期でやった方がいいかもしれない

人手不足の多い警備業界は常に人材を求めているので、お金を稼ぎたい求職者は応募すれば受かりやすい業種です。

軽度知的障害者にもできる仕事で、個人的には精神系障害者に向いてる可能性があります。

しかし警備業で特に辛いのは仕事内容ではなく人間関係のほうで、劣悪でなくてもその環境が長すぎると地獄に思うことがあります。

広い商業施設は1,000人以上に及ぶお客様が毎回来て、それだけに私物の落し物が後を絶たず落し物の記録や受け渡しの対応に特に手を焼き、電話応対も決まって落し物関係でした。

電話の相手によってはきつめの口調をする人や外人でカタコト寄りで話す人も多いので、コミュ障な人にはかなりきついかもしれません。

しかし商業施設はお客様からの信用が第一、で少しでも不興を買ったら施設を取り仕切る事務所に警備員の対応が最悪だったと問い合わせが来たら、すぐにクビか謹慎処分でしょう。

それともしうまく対応したつもりでも、同僚の警備員からは「電話に出るのが遅い」とか「もう少し早く書類を書け」と釘を刺されることがあります。

仕事内容は障害者に向くかもしれませんが、人間関係的な面ではきついことが多いのです。

施設警備の仕事は電話や接客に対応できるコミュニケーション力と施設内を歩き回る体力、構造を理解する記憶力を求められる仕事で、人手不足だからたぶん採用させるだろうと考えて入社したら痛い目を見る可能性があります。

ただもし人間関係が良好でしたら、長く働くほど対人スキルと体力が向上します。

歩くということは有酸素運動を仕事にすることができ、その度に脳を活性化させるというメリットがあります。

まとめ

施設警備に向いてる人は

  • 人と話すのが苦にならない人
  • 歩くのが好きな人
  • お金が欲しい人は短期で働く
  • キツイ口調の上司・先輩に耐えられる人

恐らくこれらにあてはまる人でしょう

施設内の巡回だけなら軽度の知的障害者にもできますが、電話応対や受付になると緊張感が増し心臓に悪い状態が続くので心労が多いかもしれません。

できる事なら、電話で話すことに何らかの配慮がいると説明した方が良いかもしれません。