主な特徴
認知発達に遅れがあり、文字や言葉を使って能力が低い障害者と言え、IQは平均100を下回ります。
読み書き、物覚えが遅い
言葉や文字の理解に遅れがあり、他人との意思伝達、仕事での協調力や自己管理など社会でのコミュニケーションに不自由な思いをしています。
- 会話のすれ違い
- 遠回りな表現
- 発音が仕方が目立つ
絵や写真が使われる理解しやすくなり、一度覚えたら記憶にとどめることが出来ます。
他の発達障害(アスペルガーやADHD)を併発してることがある
同じ神経発達症である自閉症(アスペルガー)や注意欠如多動症(ADHD)を共有していることが多く、社会に溶けこむ力が著しく弱いため、生き辛さに拍車をかけています。
自閉症(アスペルガー)
- 好きな分野へのこだわりが強い
- 人の気持ちや場の空気を読むのが苦手
- 予想外の事態になると、パニックを起こしやすい
注意欠如多動症 (ADHD)
- 忘れ物をしやすい
- 衝動性のある行動を起こしやすい
- 不注意が多い
特に多いのは軽度知的障害の人
知能指数を調べる検査を受けて数値を計りますが、ほとんどはIQ70-75の軽度知的障害が占めています。
言語の遅れはそれほど見られないため目立たないですが、仕事や学校では周りに合わせられず、IQの高い人についていけないため次第に劣等感を抱いていきます。
筆者も最初は周りの人と強調していましたが、仕事内容が行動になっていくとイライラ感が増していきそれが態度に表れて、孤立していきました。
都道府県によって療育手帳を交付できる基準が違っているので、障害を持ってるのに手帳を取得できないケースもあります。
健常者にも障害者にも認められない、どっちかつかずな状態と言えるでしょう
知的障害が軽くなり、生きやすくなった人もいる
色々とハンデを抱えてる知的障害者ですが『知的障害は治りますか?』という本には、あとからIQが上がったり外部からの援助によっては改善ができた体験談があるようです。
「運動する」「勉強する」などを生活ルーティンに取り組めば、後天的に脳の神経発達が良くなることがあります。
障害が良くなるメリット
- 過去・現在・未来がつながる
- 身体が丈夫になる
- 自己肯定感が上がる
- コミュニケーション能力が上がる
- 社会生活力が上がる
- モチベーションが上がる
- 困ったときに相談できるようになる
- 粘り強くなる
- 生きがいを持てる
- 感情のコントロールができる
※引用元: 知的障害は治りますか?