知的障害
トゥッキーのプットブログ
境界知能・軽度知的障害

境界知能が闇バイトの被害にあわないようにするには

境界知能は、闇バイトにハマってしまうケースが珍しくありません。

スマホやPCを通して簡単に応募できるため騙された挙句、詐欺や強盗に加担させられて犯罪者になってしまう若者が最近ニュースでよく見かけます。

認知能力が普通の人より低めな境界知能・軽度知的障害は軽い冗談を真に受けてしまう事があり、指示をしてくる犯行グループには実行役を頼むのにうってつけな相手と思われているのかもしれません。

ケーキの切れない非行少年たち漫画版に出てる登場人物が良い事例で、仕事を覚えられず職を転々としていた少年はお金がみるみる減っていき闇バイトに手を染めてしまい、最終的に刑務所に入るという末路をたどりました。

闇バイトのことは決して他人事とは思わず、ある程度の予備知識を知っておけば早めに対策できます。

主な闇バイトの種類と特徴

薬物の運び屋

  • 違法な薬物や犯罪に使われる通帳、携帯電話などを指定された場所に届ける
  • 運ぶ物の中身を知らなくても、実行してしまうと犯罪者になる

特殊詐欺の受け子

  • 被害者から直接現金やキャッシュカードを受け取る
  • 恐らく境界知能や軽度知的障害はこの詐欺に片棒を担がれるケースが多い

口座売買

  • 自分や他人名義の銀行の通帳やキャッシュカードを売買する
  • SNSなどでは高値で取引される
  • 他の闇バイトの犯罪に利用されるケースがある

闇バイトに使われるものは危険ドラッグや銀金、キャッシュやクレジットカードなどが該当します。

上記の闇バイトは大体、SNSのダイレクトメールで募集され簡単な仕事で高時給のうたい文句でユーザーを釣り犯罪に加担させます。

仕事内容は

  1. 運ぶだけ
  2. 荷物を受け取るだけ
  3. 電話をかけるだけ

このような曖昧なことしか書かれておらず、どのような物を運んだり受け取るのか、誰に何故電話をかけるのか等の根本的な理由が一切かかれておらず、ただこれをやってほしいという案件には必ず裏があると思っていいでしょう。

そして、なぜわざわざ募集するのか?

指示犯や詐欺グループは犯行の痕跡や証拠を残したくないので、捕まっても足のつかない切り捨て前提の人出が欲しいという思惑で募集をかけています。

金欠だから急いでお金が欲しい、ラクしてお金を得たいなどの後先を考えない思考する人は闇バイトの虚偽の求人情報を鵜吞みにしやすい傾向が高いと言え、境界知能や軽度知的障害の特徴に当てはまっていると言えるでしょう。

闇バイトをやめたくてもやめられなくなるワケ

途中で闇バイトだと気付いてそれをやめようとしても、捕まるまでずっと続ける人が少なからずいるそうで、中には指示犯に脅された為に自分や身内の個人情報を教えてしまい、それをネタに続けるよう脅迫された人もかなり多いらしいです。

境界知能の場合、騙されやすい特徴があるためか、質問された事には何度も正直に答えてしまいそれがうっかり個人情報の漏洩につながっている可能性があり、そこを指示犯や詐欺グループは上手くついていると予想されます。

ではどうすれば良いのか

もしご自身が闇バイトに関与していると感じたら、近くの警察署に相談またはインターネット・ホットラインセンターというサイトを通して、闇バイトに勧誘してくる人物または怪しげな求人サイトを通報してください。

予備知識として相談できる機関や電話番号を知っておくと、自身が犯罪に染まることを防ぐことができます。

一番良いのが、SNSなどで美味しい話しが来てもすぐに飛びつかず、無視するか検索サイトで少し調べて怪しいと確信したらすぐに通報するくらいだと思います。

闇バイトに対処する専門機関

  1. 警視庁総合相談センター TEL:#9110
  2. インターネット・ホットラインセンター
  3. 警視庁少年相談係 TEL:03-3580-4970
  4. 警察署一覧